いろんな まいにち.

わたしらしく、記録するだけ。

久しぶりに本を読んだので。

 

巷で話題の『流浪の月』ようやく読みました。

 

2年前なら、本屋大賞を予想するくらい、新刊を買っては読んでいたのに

今はそんな余裕も全くなく久しぶりに一気読みというものをした。

 

『流浪の月』

 

読んだ人はどんなことを思うんだろう?

(ネタバレするよ)

 

歪に思うところもたくさんあるかもしれない。

どうしても受け入れられない人もいるかもしれない。

 

私自身は、受け入れられた、という表現すら違和感がある程に

2人が一緒に暮らす結末が当然のことに思った。

 

話は飛躍するけれど、

私にとってこーちゃんは戸籍上、最近夫になった。

新婚なので、世間では私たちのことを

「一番楽しいとき」「ラブラブ」と囃す。

毎晩くっついて寝てると思っているだろうけど

実際私たちは好きな時間に一人で寝ます。

 

私が思うに、我々はラブラブという言葉で表現されるような雰囲気ではないし

こういうレッテルを貼られるのは実はあんまり好きじゃない。

とはいえ、熟年夫婦みたいと言われるのも気に障るというとても面倒くさいことを言って申し訳ない。

 

こーちゃんは、楽しい優しい自由な同居人。

好きなところは沢山ある。

私はこーちゃんと一緒にいる時間もすごく好き。

そんなに手はつながないけど隣にいたらすごく安心する。

でももう恋愛感情は全くないね!

 

この感覚を、分かって欲しいとはまったく!思わないけど

新婚だからと色々決めつけて聞かないでおくれ、と思う。

ウエディングドレスを着るとか、子供が欲しいとか。

 

なんとなく、『流浪の月』を読んでいて

自分の中の想いと、他人からの目やレッテルの差異に悶々とする気持ちは共感するところがあった。

 

こういう気持ち、みんなあるものなんだろうか。

 

私としては、直感的な更紗の生き方が、自分のなりたい姿なので好感を持ったし

みんな自分の幸せを第一に生きればいいと思ってるので

二人が一緒に暮らす結末で安堵したというか、納得した。

 

この本を読んだのが2年前だったら

こんな感情は抱かなかったと思うなぁ。

人はどんどん変わっていく。

それでも、私はいつも今の自分が一番だな思う。

そして今の生活を守りたいなと思う。

 

お久しぶりでした。